鼻先が変色し、白く浮き出てきた鼻プロテーゼはそのままでは元に戻ることはありません。浮き出た鼻プロテーゼは取り出して、新たに筋膜と耳の軟骨による自己組織移植法を行う必要があります。
まず鼻を切開します。その際、局所麻酔をしますので注射の痛みはありますが、麻酔が完了すれば手術中に痛むことはありません。切開は鼻の穴の内側のみでおこないますので傷跡は外から見えません。
鼻に入っているプロテーゼを抜き、一緒に皮膜も抜きます
長い間鼻プロテーゼが埋め込まれていると、鼻プロテーゼの周りに皮膜が形成されます。この皮膜が石灰化すると、鼻プロテーゼと癒着して固くくっついている場合があるため、抜くためには高度な技術を要します。
皮膜を残したままでは、皮膜が移植した組織への血流をさまたげてしまい、組織の定着に悪影響を与えます。
耳から軟骨と側頭部から筋膜の採取します。
抜いた鼻プロテーゼの大きさ、厚さを確認し、患者様の希望の高さも考慮します。
軟骨は耳の裏側の目立たない部位を数cm切開して取ります。
筋膜は側頭部から取りますが、その際髪の毛は剃りません。
筋膜は脳や頭蓋骨などに影響がでるところから採取しませんのでご安心ください。
I型・L型の移植組織の骨組みを作り筋膜で包み込み、形を作ります。
鼻プロテーゼを抜いたところに移植します。
皮膚が薄くなっている症例では、皮膚の厚みをカバーするために筋膜も同時に移植するので、より仕上がりが自然になります。
L型のプロテーゼの場合は、鼻プロテーゼに圧迫されて、鼻先の皮膚が薄くなる・鼻先の軟骨が変形しているなどの症状がありますので、この修正も同時におこないます。
手術後は移植した組織がずれないように、5日間テーピングとギプス固定をします。ギプス固定をし術後5日目にギプスをはずします。耳や側頭から組織を採取した後の抜糸は10~14日後に行います。
<五本木クリニック 美容部長の松下先生のコメント>
鼻プロテーゼの治療には、プロテーゼを抜くだけではなくプロテーゼの抜去、皮膜除去、自己組織による鼻の再形成まで必要な場合があります。
入れてある鼻のプロテーゼに、違和感がある、炎症をおこしている、痛みがあるなどトラブルが生じた場合は、鼻の修正について専門知識のあるドクターに受診されることをお勧めします。
L型プロテーゼは鼻先に負荷がかかるため皮膚が薄くなり白くなり、浮き出てくることがあります。
鼻のプロテーゼが浮き出てくる症状やその他のトラブルについてよくある質問をまとめました。
